最高の贅沢とは、”美しい心地よさ”!
だから私たちは、羽根があるように軽やかに
どこまでも歩いていける靴を選ぶ

靴の贅沢とは、ハイブランドの高級靴を選ぶこと?

靴にお金をかけるのが最高の贅沢……それは、揺るがぬお洒落の法則として語り継がれてきました。でも今ふと思うのは、靴の贅沢って、そもそも何を意味しているのかということ。ハイブランドの高級靴を選ぶこと? もちろんそれも1つの贅沢。でも、正解は別のところにある気がするのです。


最高の贅沢とは、心地よさ……そういう考え方がじつは今主流になりつつあります。数年前、”土の時代”から”風の時代”へ、宇宙レベルで星のめぐりの大きな変化がありました。その時、物質から精神へ、モノからコトへ、大切なものがはっきり入れ替わったとも言われます。まさしく”心の時代”の始まりです。とすれば靴の贅沢も、ただの高級品を手に入れるより、それを身に付けていかに心地良いか、そこに足を委ねてどこまで歩いて行けるのか……そういう心身の充足までを追い求める時代になったと言えるのではないでしょうか。

ラグジュアリーとは、心地よいこと

そもそも、ラグジュアリーという言葉も、日本語に訳すと「贅沢」や「豪華」という意味になるけれど、本来の意味には「心地良いこと」という概念が含まれます。だから例えばの話、高価な宝石より、南の島で思う存分掛け替えのない時間を過ごす方がずっとラグジュアリーであるということ。


そういう意味からも、最もラグジュアリーな靴とはどんな瞬間も驚くほど心地よく自分の足に馴染み、まるで羽があるように軽やかに歩くことができる靴であると言えないでしょうか。

オブジェのような11センチヒールの靴よりも、行きたいところへどこまでも自分を連れて行ってくれる靴であると言えないでしょうか。
でもただ単に心地いいだけじゃない、ちゃんと美しく上質であること、その上で限りなく心地よいこと、そこまでを含めて私たちが心から望んでいる靴の理想だからこそ、今オーダーシューズという贅沢に身を委ねて欲しいのです。

“美しい心地よさ”を持った靴に出会えたら、人生は変わる

人にとって足に合わない靴を履く以上の苦痛はないこと、誰でも知っています。さらに言えば、本当に足に合った靴を探すことがどれだけ大変かも、みな知っています。だからもしも何の不満もない、履いていないように心地よいのに、見惚れるほど美しい靴に出会えたら、人生は変わるだろうということも、きっと多くの人が感じているはずなのです。でもどこかでそれを諦めている……。さらに言えば、仮に申し分なく心地よくても、オーダーシューズはその代わりにデザインの美しさを諦めざるを得ないというイメージを持っている人が少なくないはずです。だから”美しい心地よさ”という圧倒的な贅沢を提供しようと考えたのが、ウイステリアフジワラのオーダーシューズがめざすこと。


歩くことは生きること、生きることは歩くこと。だから、美しく軽やかにどこまでも歩いていける靴を身につけた人は、この上なく輝いて見えるのです。キラキラ煌めくほど、生きる喜びに満ちているのです。靴1つで? そう、靴にはそこまでの不思議な力が備わっている、それも人にとっては生きるためのヘヴンズギフトに他ならなのですから。

【プロフィール】
美容ジャーナリスト/エッセイスト
齋藤薫

女性誌編集者を経て独立。美容ジャーナリスト、エッセイスト。女性誌において多数の連載エッセイをもつほか、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍。『Yahoo!ニュース「個人」』でコラムを執筆中。『だから“躾のある人”は美しい』(集英社文庫)、『“一生美人”力 セカンドステージ 63の気づき』(朝日新聞出版)ほか、『されど“服”で人生は変わる』(講談社)など著書多数。